「女性問題を起こした山川穂高(現ソフトバンク)がFA権を行使した際も、引き留めはしなかった。今季も度重なるトラブルを起こしていた佐藤龍世を中日へ金銭移籍させた。源田に関しても、良く思っていない幹部は少なくないはず」(在京テレビ局スポーツ担当)
「(源田は)打力は低いが内野守備は球界屈指で、侍ジャパンを含めた経験豊富な部分も強み。故障者続出、内野のレギュラーが固まらない巨人などは獲得を考えてもおかしくない」(在京球団編成担当者)
6月24日の西武ホールディングス定時株主総会では「(今季の躍進は)正直、良い意味で裏切られたなと思っております」と株主から賞賛の声も上がった。球団全体の変革が進んでいるのを周囲も認めている中、更なる動きがあるかもしれない。
「移籍期限の7月末までは何があってもおかしくない。(源田の)高額契約を踏まえて獲得に動くとすれば、数球団に限られる。西武の勢いが続くほど、源田を巡る動きも複雑になるかもしれない」(在京テレビ局スポーツ担当)
複数年契約を結んでいるとはいえ、獲得に手を挙げた球団と交換選手等の条件が噛み合えば移籍の可能性も否定できない。全ては西武フロントのビジョンにかかっていると言える。
関係者・ファンにとって悩ましい部分だが、チームとしての今後は楽しみしかない。源田が話題になるのは、「若手が成長して戦力が充実してきたから」に他ならない。かつて「敵なしの強さ」を誇った西武が復活すれば、パ・リーグもさらに盛り上がる。多くの野球ファンがその日を待っている。
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