店内は外国人客ばかり。「金胡麻たんたん麺」は肉のような食べ応えや食感で、ソイミートを使用したオリジナルの肉みそとピーナッツクリームを使用しているという。

同店の経営はJR東日本の100%子会社「JR東日本クロスステーション」の「フーズカンパニー」。
「『T'sたんたん』は全てのメニューがヴィーガンですが、ヴィーガンの方もそうでない方にも食べてほしい」(フーズカンパニー担当者)
月に何杯くらい売れるのだろうか。
「東京店ではラーメンだけで、毎月1万杯以上販売しています。その中でも、『金胡麻たんたん麺』は月間約4000杯が売れている一番人気のラーメンです」(同)
担当者によれば、全体の8割以上が外国人で、「海外の口コミサイトやGoogleレビューを見てご来店されるお客さまが一番多いです」と言う。
和菓子で人気のどら焼き 「ドラえもんで知った 」
最後に紹介するのは、東京の下町、江東区門前仲町の裏通りの路面店「どらやき焼 どら山」。オーナーの鈴木康之氏(42)はこう話す。

「近くに富岡八幡宮があるので、先日、境内の中にうちの屋台を出したんですよ。そうしたら、この路面店にも外国人客がやって来るようになりました」
外国人は案外、和菓子を食べ残すという。しかし、どら焼きは外国人の舌にも合うようで完食する人が多いとか。
「フランス人のお客さんはアニメのドラえもんで『どら焼き』を知ったと言っていました」
訪日外国人のたちのリサーチ力たるや……。日本人がまだ気づかない東京の魅力を教えてもらった気がした。(AERA編集部 上田耕司)
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