東京都庁の展望室(撮影・上田耕司)

 記者が訪れた日はあいにくの雨だったため、窓からの景色は霧がかかっていて、東京スカイツリーや富士山を見ることはきなかった。 ただ、人気の理由は眺望だけではないようだ。 東京タワーはトップデッキで見学しようとすれば大人3500円(窓口)、東京スカイツリーは「天望デッキ+天望回廊」のセット料金で3500円(平日・当日WEB券)。ところが都庁の展望室は無料。 

「無料なのも、人気の要因ですね。外国人の方からは『次に移動するまでのつなぎにちょうどいい』という声を聞きます」(同)

  展望室に詳しい日本人女性は「ホテル『パークハイアット東京』の手前にあるセントラルパーク(中央公園)では時々、バザーをやっているので、外国人がここから見つけて、『バザーへ行きたい』とおっしゃることもありますね」と教えてくれた。

都庁の展望室からの眺め(撮影・上田耕司)

 ちなみに外国人には 「パークハイアット東京」もよく知られている。ソフィア・コッポラ監督の映画「ロスト イン トランスレーション」の主な舞台となった。残念ながらホテルは全面改修工事で営業を一時休止中だ。

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