写真・図版(1枚目)| お弁当の「雑菌繁殖」を抑えてくれる神グッズ! 管理栄養士が選んだ3タイプ教えます〈気温上昇で気になる「傷まないお弁当」のコツ〉
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 湿気が多く気温も高い5月後半から9月は、1年で最も食中毒が発生しやすいと時期といわれ、高温多湿の環境で菌は増殖しやすいため、お弁当作りには特に注意が必要。この時期気を付けたい「傷みにくいお弁当」にまつわる過去によく読まれた記事を振り返る(「AERA dot.」2023年5月17日配信の記事を再編集したものです。本文中の年齢等は配信当時)。

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  5月9日に配信した記事 お弁当にNGの「雑菌繁殖リスクが高い食材」とは? 傷みにくいお弁当を作るコツ が大きな反響を呼んだ。お弁当の作り手にとって、「傷まないお弁当」はやはり関心が高いのだろう。

 気象庁は、2023年の夏の気温について、「暖かい空気に覆われやすいため、気温は北・東・西日本で平年並か高いでしょう」と予想している。スタジオ食(coo)を主宰する管理栄養士の牧野直子さんは著書『ムリなくできる! 栄養のこと、ちゃーんと考えた 毎日おいしい弁当』で、夏のお弁当の強い味方となる便利グッズも紹介している。

 実際にいま、お弁当箱の売り場に行くと、密閉性の高いものや抗菌効果のあるものなど、さまざまな特徴のお弁当箱が並ぶ。お弁当箱だけではない。保冷バッグやおかずカップにも、多くのバリエーションがある。そんな中でも、牧野さんが注目したのは、以下の3つだ。

抗菌作用を備えたお弁当箱

写真・図版(2枚目)| お弁当の「雑菌繁殖」を抑えてくれる神グッズ! 管理栄養士が選んだ3タイプ教えます〈気温上昇で気になる「傷まないお弁当」のコツ〉

  お弁当に関する「困った」で大きいのは、「汁漏れ」と「傷み」。ふたにパッキンがついているタイプはもちろん、最近はかばんやバッグの中に縦向きに入れても汁漏れしないお弁当箱が登場している。技術の進歩で、お弁当箱自体に抗菌作用があるものも増えていて、これは「傷み防止」に直接的に役立つ。

お弁当箱を包める保冷シート

写真・図版(3枚目)| お弁当の「雑菌繁殖」を抑えてくれる神グッズ! 管理栄養士が選んだ3タイプ教えます〈気温上昇で気になる「傷まないお弁当」のコツ〉

  内側に保冷剤を入れるポケットがついていて、四角形や丸形、二段重ねなど、どんな形のお弁当箱でも包むことができる、風呂敷のような保冷シートが登場している。この保冷シートなら、お弁当箱を真ん中に置いて、中心に向かって四角を折りたたむだけで、お弁当箱全体に保冷作用がいきわたる。広げればランチョンマットとしても使えて、便利!

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