左はMF東俊希(サンフレッチェ広島)を選びたい。2000年7月28日生まれの24歳。広島ユース生え抜きのレフティーで、攻撃の起点になりながら優れたパスセンスで昨季は2得点8アシストをマーク。今季は2・3月J1月間ベストゴールにも選ばれた第6節・柏戦での超絶ダイレクトボレー弾が見事だった。攻撃に“色”を付けられるタレントであり、「東のクロスに大外から走り込んでの濃野」の得点を期待したい。
2シャドーの1人目は、長谷川元希(アルビレックス新潟)を選ぶ。1998年12月10日生まれの26歳。J2甲府から昨季新潟に加入した“和製イスコ”は、センス溢れるパスでのチャンスメイク能力だけでなく、今季は得点力をアピール中。すでに4得点をマークしているが、そのどれもが美しく、観るものを驚かせるゴールだった。代表舞台では未知数な面はあるが、ボールに触れた際のワクワク感はJトップレベル。ぜひE-1選手権で試してもらいたい。
もう一人のシャドーには、原大智(京都サンガ)を置く。1999年5月5日生まれの25歳。身長191cmの高さで前線のターゲットになることができ、実際に今季の空中戦勝利数はJ1で断トツの101回を誇るが、足元の技術も高く、豊富な運動量でピッチを動き回りながら様々な役割をこなすことができる。今季躍進中のチームの中でも欠かせない存在だ。今回の仮想スタメンの中では、左サイドからの東&福森のクロスに頭で合わせる役割を任せたい。
最後の1人、1トップの人材として、鈴木優磨(鹿島アントラーズ)を満を持して選びたい。1996年4月26日生まれの29歳。ベルギーから鹿島に復帰後、得点数を7、14、15と増やし、今季もすでに4得点をマーク。フィニッシュの局面だけでなく、前線でのポストプレー、さらには中盤に下がってのパス出し、スペースメイキングなど、まさに万能FWとして働いている。能力の高さは間違いない中、これまで代表未招集には事実込みで様々な憶測が飛び交っているが、もし代表入りが実現すれば「楽しみ」という点で、間違いなく“爆上がり”する。このまま代表ユニフォームに袖を通すことなくキャリアを続けるのは、もったいない。