松本人志と浜田雅功はそれぞれ芸能活動を休止中だが、今夏動画配信サービス開始までに活動を再開すると報じられた
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 読売テレビ制作の長寿バラエティー番組『ダウンタウンDX』が、2025年6月26日をもって終了することが発表された。1993年の放送開始以来、32年にわたって続いたこの番組の幕引きは、単なる1本のテレビ番組の終焉ではなく、テレビタレントとしてのダウンタウンの終わりの始まりを象徴する出来事である。

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 テレビ番組は通常、3月末や9月末の大型の改編期に終了するのが通例である。しかも、その終了発表は直前になってから行われるのが一般的だ。にもかかわらず、この長寿番組の終了は7月という小規模な改編期に設定された上に、2カ月前の4月に発表された。

 これらの点から、何らかの急な事情があって終了が判断されたと考えられる。表向きの理由としては、松本人志が長く活動休止している上に、浜田雅功も体調不良で休養に入ったため、コンビ揃っての出演が困難となったことが大きいと考えられている。

「ご迷惑をおかけしている」

 読売テレビは、ダウンタウンの2人から所属事務所を通して「活動休止によって多くの関係者の方々にご迷惑をおかけしている」という意向を受けて、総合的に判断した結果、放送終了を決めたのだという。

 ただ、表に出ている情報から推測できる範囲で言えば、松本の性加害疑惑が週刊文春で報じられ、それが解決に至っていないことが決定的な影響を及ぼしていると考えられる。

 『週刊文春』によって複数の性加害疑惑事件が報じられた後、松本は裁判に注力するという名目で活動を休止したが、損害賠償などを求めた訴訟は松本側の取り下げにより終結した。その後もテレビ復帰の兆しはなく、地上波テレビにおいて彼の姿が映るだけでも局にクレームが殺到する事態となっている。

中居正広氏のフジテレビ騒動も

 また、中居正広氏がフジテレビのアナウンサーだった女性への性加害で芸能界を引退したという大きな出来事もあった。

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