
「私、小さな頃からアウトドアが好きなんです。海もあって自然豊かな場所なので、今でもジェットスキーとかスノーボードをやるんですよ。でも、キャンプにハマったら大きな道具が必要になって、一気に家の中のモノが増えました」
散らかっていると家にいるだけで疲れてしまい、ますます逃げるように外に出かけることが多くなりました。
ある日、みさとさんはふと考えました。
「年上の夫と、あと何年一緒に過ごせるだろう。早く二人で暮らせるように、家を片づけなきゃ」
そのタイミングで家庭力アッププロジェクト®の存在を知ると、すぐに参加を決めました。片づけ始めて改めて思い知らされたのは、やはりモノの多さ。
「特に多かったのは、洋服。流行に左右されないデザインなど、いつでも着られると思っていたモノがなかなか手放せなかったです。でも、実際に着てみるとシルエットが変わっていたりして、結局大量に処分しました」
そして、片づけていくうちに書類をためこむクセがあることにも気づきました。クレジットカードの明細書などを確認してから処分しようと思いつつ、後回しにしてずっと放置していました。
「書類がどんどん山積みになっていくのも嫌なので、今ではレシート関係はできる限りデータにするようにして、紙を家に入れないようにしています」
これまでみさとさんは着ない洋服や使わないモノを収納スペースに入れていて、今使っているモノや必要なモノを目につきやすい空きスペースに置いていました。不要なモノを減らして必要なモノの定位置を収納スペースの中に作り、すぐに戻すようにするといつもきれいな家をキープできるように。
片づけが終わると、モノの多さに懲りた経験から、買い物をするときには慎重になりました。
「買う前に、『本当に必要?』『どこに置ける?』と考えるようになりましたね。クレジットカードの決済金額が、片づけ前の半分くらいになったんですよ! 今までは気に入ったモノはあまり考えずに買っていたんですね。夫もモノを買わなくなった私にビックリしていました」