昔も今も、女には厳しい社会である。お騒がせ女の烙印を押されたら、それは一生つきまとうものである。デジタル時代ならなおさら、一度押された烙印の重さは、有名人だけでなく一般の女性たちにものしかかるものでもあろう。それでも、神近の人生は、生きていれば、何だってあり得るのだ、自分で変えられるのだ、希望はあるのだ、という人生の真理を私たちに改めて伝えてくれる。
広末さんの「事件」の真相はこれから明らかになっていくのだろうが、それでも私は、広末さんのように“追いつめられた女性”がやりなおせる、やりなおしたいと思える優しい社会であってほしいと願わずにはいられない。