現役時代から金融リテラシー学ぶ機会を
スポーツ紙デスクが言う。
「野球一筋で過ごしてきて、金銭感覚に無頓着な選手が多い。過去には選手同士で金の貸し借りが問題になったこともありました。ギャンブル好きの選手が数人の若手から10万、20万を借りて返さなかった。その選手は1億円プレーヤーだったんですけどね。離婚して今は郊外のアパートに独り暮らしだと聞いています。球界に戻るのは絶望的で、親しい関係者に『仕事がなくて生活が苦しい』と漏らしているそうです」
米田元投手の今後も気がかりだ。
「罪を犯したことは反省しなければいけないけど、米田さんは責任感の強い人なので、自分を追い込まないでほしいです」(前出の元在阪スポーツ紙記者)
プロ野球選手は現役生活より、引退後の人生がはるかに長い。現役時代から金融リテラシーを学ぶ機会を作ることや、プロ野球選手会が行っている「退団金共済」の仕組みを伝えることの重要性を、改めて感じる。
(今川秀悟)