「新庄監督の悔しい思いはよくわかる」と日本ハム関係者に理解を示す人は多い。一方で批判された側のソフトバンク関係者、ファンからは「ルールの範囲内での行動なので批判は的外れ」という声も聞かれる。
「感情論では許せないだろうがルール上は全く問題ない。それに対して、指揮官という立場でNPB屈指の知名度がある新庄監督が発言すれば話題となるのはわかっていたはず。無自覚な発言ならデリカシーがないし、計算なら『やってくれた』という思い」(ソフトバンクOB)
新庄監督の本心がどこにあるかはわからない。しかし、「野球界を思っての発言もあっただろうが、オープン戦での盗塁を見ても意図的にしか感じない」(ソフトバンクOB)と新庄監督から“敵対心”を感じているソフトバンク関係者も少なくない。
「福岡出身の新庄監督に対しては、『遠い北海道でも頑張って欲しい』というファンは多かった。しかし今回の言動があって敵に回った人も多い。(上沢に関わる発言などは)『九州出身の人間として受け入れがたい』という声まで聞こえます」(福岡在住スポーツライター)
また、新庄監督の発言に腹を立てているのは福岡の人々だけではない。西武関係者やファンは本拠地移転について意見されたことに対して「面白く感じていない」とされる。
「『西武が名古屋に行ったらいいんじゃないかと』という野球評論家・江本孟紀氏の発言に乗っかる形だった。問題提起だろうが、現場トップの発言としては不用意と取られても仕方ない」(西武OB)
「やっぱりあのドーム球場、屋根だけあって夏めちゃくちゃ暑くて、冬めちゃくちゃ寒くて遠い」(新庄監督)と、西武の本拠地であるベルーナドームに対する批判と名古屋への移転を口にしたことが波紋を呼んだ。
「(西武への)牽制の意味もあるのではないか……。昨年はダントツ最下位だったが投手陣はリーグ屈指を誇り、昨年のような低迷は考えられない。『不覚を取るようなら優勝は難しい』という思いも見て取れる」(スポーツ新聞野球担当デスク)