
「プロジェクトの中で、時間はみんな平等に1日24時間なんだと改めて教わったことが、私に大きな変化をもたらしたと思います。時間を意識するようになって、例えば5分の時間ができるとその間にできる家事や用事を終わらせるようになったんです」
さらに、加奈子さんは家族との関係もよくなったと言います。
「私がイライラしてワンオペだと思い込んでいたんですよね。今振り返ってみると、夫も協力的だったことはたくさんありました。片づけて余裕ができたのか、子どもにも大きな声で怒ることがなくなったんです」
今後モノが増えたとしてもきちんと管理できる量をキープして、さらに暮らしやすい家を目指してブラッシュアップしていきたいと、加奈子さんは笑顔で語ってくれました。

「プロジェクトでは朝の時間を活用して片づけていたので、早起きがクセになってきました。今まで朝は苦手だったんですけど、これからも続けていこうと思います。毎日イキイキとしていることを感じられて、まるで生まれ変わったような気分です!」
モノの管理ができるようになると、時間の管理や気持ちの管理もできるようになる人がたくさんいます。私はよく“部屋は心の鏡”と言っていますが、加奈子さんの家と心はこれからもスッキリと晴れやかになっていくことでしょう。
片づけようと思ったときに必要なのは、大きな収納家具ではありません。まずはモノの量を減らすこと。これによって家も生活も大きく変わることを、加奈子さんは自ら証明してくれました。


