彼らに続く存在としては、イチローの“弟子”で、既に「30-30」をマークしたフリオ・ロドリゲス外野手(マリナーズ/24歳)、メジャーデビュー前に大型契約を結び、1年目の昨シーズンに21本塁打、22盗塁を記録したジャクソン・チョーリオ外野手(ブルワーズ/20歳)も面白い存在。またチョーリオと同じく昨シーズンデビューした選手ではジェームズ・ウッド外野手(ナショナルズ/22歳)も大記録達成の可能性がある一人。昨季37本塁打、21盗塁のガナー・ヘンダーソン内野手(オリオールズ/23歳)も長打力はもちろん、脚もある選手だけに盗塁を伸ばすことができればチャンスがありそうだ。

 当然、大谷が成し遂げた「50-50」はかなり高い壁であるのは間違いないが、それに続きそうな選手が複数人いることがメジャーリーグの凄いところ。昨季も大谷が大記録を達成したことでリーグ全体が盛り上がったが、今シーズンも彼らのような選手が日本の野球ファンの間でも話題となるような“飛びぬけた成績”を残せるのか期待したい。

▼▼▼AERA最新号はこちら▼▼▼