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 仕事の質の向上や職場での昇給、そして転職や退職後の「セカンドキャリア」を見すえて、資格や免許を取ろうという方は少なくないようです。AERA dot.編集部が読者アンケートを実施したところ、回答した約9割が社会人になってから何らかの資格・免許を取得。さらに、これからの転職や退職後を見すえて資格の取得を考えている方は、約4割にのぼりました。すでに取得した、またはこれから欲しい資格・免許として多く挙がったのは、宅建士や社会保険労務士、介護福祉士、簿記、英検など。背景には、「先」のことを考えて、「長く働けるように」という思いがあるようです。

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 今回のアンケートは2月5日から2月12日にかけてインターネット上で実施。583人から回答がありました。回答者の世代は、最も多かったのが50代の42.5%、続いて60代が24.4%、40代が17.0%でした。

 まず、社会人になってから資格・免許を取得したかについては、87.5%が「取った」と回答しました。

 取得した資格・免許を分野別に聞いたところ、最も多かったのが保育士、介護福祉士、医療事務の資格などが含まれる「医療、保育、教育、介護」で30.7%。続いてファイナンシャルプランナーや日商簿記などを含む「金融、会計」の22.8%でした。

 取った理由については、「職場等で取る必要があった(自分で選んでいない)」が32.3%だった一方で、「仕事の質の向上などのために、自分の判断で取った」が最も多い52.4%でした。

 仕事のために職場で「取らされた」というより、自主的に勉強をした方が多いようです。
 

 実際に取った資格として具体的に挙がったものとしては、介護福祉士やヘルパー、精神保健福祉士といった医療・介護関係のほか、宅建士や行政書士、電気工事士なども目立ちました。また、簿記や英検・TOEICも多いようです。
 

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