1995年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」から、今月で30年を迎えました。その後も東日本大震災や熊本地震、能登半島地震といった大規模な地震の発生は相次ぎ、台風や豪雨などによる災害も毎年のように各地で起きています。AERA dot.編集部の実施した読者アンケートでは、日常生活のなかで災害への備えを「している」という割合が約7割に上り、食料や水、燃料の備蓄以外には「携帯電話の充電」を意識した取り組みなどが目立ちました。
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災害への「備え」についてのアンケートは、1月8日から15日まで実施。589人から回答がありました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
自分に身近な災害のリスクとして、最も多かったのが「地震」(94.2%)でした。続いては「火事」が61.1%、「大雨による河川の氾濫、浸水」が39.9%でした。
そして、災害に対して何らかの備えを「している」という方が68.4%。「していない」の26.8%を大きく上回りました。
では、みなさんは具体的にどんなことをしているのでしょうか。
実際にやっている「備え」の内容を複数回答でたずねたところ、最も多かったのが「水や食料、燃料などの備蓄」。回答者の77.8%が選んでおり、日常生活のなかで始めやすい「備え」の手段のひとつと言えそうです。
続いて多かったのが「携帯電話の充電器・予備バッテリーを用意」。回答者の49.1%が選びました。災害時のスマートフォンの重要性の高さがうかがえます。