そのほか、「防災袋(非常用持ち出し袋)の用意」が47.2%。「保険の加入」も40.7%でした。さらに「簡易トイレの備蓄」は39.6%。「ハザードマップの確認」が36.8%。「現金、通帳などの貴重品をすぐに持ち出せるよう整理」が35.0%、「地震で倒れないように家具を固定」の33.1%などと続きました。
 

 そのほかの「備え」として、寝室やベッドの近くに靴や懐中電灯、防寒着などを置いている、という回答も多くありました。
 

被災した経験からの教訓

 毎年のように各地で地震や豪雨などが発生しており、実際に被災した、または被災しそうになったという方も少なくないでしょう。

 そんな実際の経験をふまえた実戦的な「アドバイス」も聞きました。

 集まった回答のなかで、あらかじめ用意しておいたほうがいいものについては、カセットコンロ(卓上コンロ)、ラップ、懐中電灯、履物、生理用品などが挙がりました。

 寄せられたコメントを、いくつかご紹介します。
 

「2011年の震災の時 卓上ガスコンロと紙皿、ドライシャンプー、タオルペーパーが役立ちました」(40代、女性)

「阪神淡路大震災のとき、寝室の壁掛け時計が落ちて、漫画の表紙を突き破っていたので、寝室には壁掛けを含め、寝具以外のものは置かないようにしている。懐中電灯とスリッパを寝室に置いている」(40代、女性)

「冬の停電時に灯油型のストーブがあった事や、あえてオール電化にしてない為、ガス等は利用出来た事」(50代、女性)

「水が濁ったので水不要で使える歯磨き、夏場は体を拭けるようなシート」(30代、女性)

「被災したことはないですが支援活動先で避難中の方からよく言われたのは、真っ暗闇でも安全に動ける準備(寝室に靴、防災照明、通勤鞄に最低限の防災用品など)」(50代、女性)

「懐中電灯は幾つあっても困らない」(50代、男性)
 

次のページ