いずれにしても、こういうタイプのモノが多い方は、好奇心が旺盛で勉強熱心なのが特徴です。
また、テレビ通販やネットショッピングをよく利用する方。買い物好きの方はモノが多くなりがちです。こういう人は、洋服が趣味でクローゼットに服がズラリ並んでいる方とは違います。
思いつきや勢いでモノを買ってしまいがちなので、置いてあるモノの統一感がなく、なかにはダンボールを開けないまま廊下に放置という方も。モノが多い割にそこまでモノに執着がないため、こういうお宅の片づけは比較的スムーズに進みます。
テレビ通販やネットショッピングが好きな方は、先ほどのゴミ屋敷のケースと同じく、夜勤の方や激務の方が「ショッピングでストレス解消」という意味合いで利用していることが多い。なので買い物をした時点でお役目終了という考え方もできます。
次回以降は、ネットショッピングはカートにいったん入れてほったらかしましょう。精算せずに翌朝チェック。本当に欲しかったモノかどうか冷静に判断することで、ムダな買い物を未然に防げます。
やたらモノが多いお宅にあるもの
あと意外に多いのは、何というわけではなく全体的にモノが多いお宅です。
・同じモノがいくつもある→ボールペンやハサミ、じゅうたんやフローリングのゴミを取るためのコロコロなど、明らかに「そんなにいらないでしょ」というくらいの数がある
・いわゆる雑貨が多い→100円ショップの「ついで買い」や無料でもらえるグッズなどがあちこちに置いてある
・お土産品やいただきもの→もらいものもそうだが、物産展などで自分で買ったモノも多数ある
・おまとめ品、セット品、おまけ付き、限定品→「お得」「特別」に弱いため、使わないモノも買ってしまう
・おつき合い品→お土産のほかに、友達にすすめられたものや、友達にいつかあげようと思って買ったモノなど(あげる機会を失ってそのままになっているケースも多い)
みなさんも心当たりはありますでしょうか? 100円ショップに行くと、男性は滞在時間も短く必要なものを1つ2つ持ってレジに向かいがちですが、女性は「ついでに」と本来の目的意外のグッズも買ってしまう傾向があるようです(個人差はありますが、依頼者さんや相談者から伺った話を書いています)。
買い物で見えてくる「違い」
例えば、お父さんが家族から「牛乳と卵を買ってきて」と頼まれたとします。買ってきたものを見て…
(母)「え、これだけ? 缶ビールは1本だけ? お父さんは気が利かない!」
(父)「ビールは俺しか飲まないし、ちゃんと言われた通り買ってきたのに…」
こんなすれ違い、経験ありませんか?