「おむすび」主演の橋本環奈
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 橋本環奈(25)が主演を務めるNHKの連続テレビ小説「おむすび」が相変わらず低視聴率で苦戦を強いられている。

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 年末年始の休止期間を挟んで後半に突入した同ドラマ。1月14日の放送回では橋本演じるヒロイン・米田結の妊娠が発覚すると、臨月や出産シーンがないまま娘・花が誕生するエピソードが描かれ、そのスピーディーな展開に「え、もう産まれたの?」と視聴者から驚きの声も上がった。

 もっとも、肝心の視聴率は変わらぬ低空飛行を続けており、休止期間前の昨年12月26日に放送された第64話の平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)は12.2%で番組最低記録を更新した。

 年が明けてからも1月6日放送の第66話の平均世帯視聴率12.4%、同週の放送回の平均世帯視聴率は12.9%となった。そして、同月13日放送の第67話では平均世帯視聴率11.4%を記録して、ついに11%台に突入。再び番組最低記録を塗り替えることになった。こうなると、2009年後期放送の「ウェルかめ」が記録した朝ドラ史上最低視聴率13.5%(全話平均)を更新する可能性もあるが、テレビ誌のライターはこう話す。

「『おむすび』は、当代きっての好感度女優だった橋本さんが満を持してヒロインを演じるということで、前評判はかなり高かった。朝ドラは視聴習慣の関係から前作の影響もあるとされていますが、伊藤沙莉さん主演の前作『虎に翼』も全話の平均世帯視聴率は16.8%とそれなりの数字を記録していました。そういう点では良いバトンも受け取ったはずで、NHKサイドもここまでの苦戦は想定していなかったのではないでしょうか」

津山市役所の1階ロビーに設置されたB’zの巨大パネル(2017年)

 ヒロインを演じる橋本は昨年の「紅白」でも有吉弘行や伊藤とともに司会を担当。その「紅白」では人気ロックユニット「B'z」がドラマの主題歌「イルミネーション」などを熱唱し大きな反響を呼んだが、残念ながら“紅白効果”は今のところないようだ。

「今月9日放送の第69話の劇中では、結の上司にあたる調理師の立川(三宅弘城)が後片付けをしながら『B'z』が『紅白』で披露した『ultra soul』を熱唱するシーンがあり、一部ではそれなりに話題になりましたが、視聴率の大幅アップには至りませんでした」(同)

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朝ドラファンからは「オワコン」扱い