「肘のクリーニング手術でも状況次第では長めのリハビリ期間が必要になることもある。今季1試合の登板にとどまったことが良い方向に向く可能性もある。来季は今まで以上に強い投手になっている可能性もある」(米国在住スポーツライター)

 国内一部メディアやSNS上では「限界説」を見かけるが、球界関係者の多くは「このまま終わる投手ではない」という見解を持っている人も多いという。田中本人が意気に感じてプレーできる環境さえ整えば、まだまだ素晴らしいピッチングを見せられるだけの“余力”はあるはずだ。

 NPBでの200勝達成を待ち望んでいるファンも多いが、もしかすると大記録を達成するのは日本以外のマウンドの可能性もあるかもしれない。これまで日米通算197勝をマークした36歳の右腕が再び世界を舞台に活躍する姿を見たい気もする。

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