著者の最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』

 このように、相手が抱く気持ちを主眼に置いて生きてしまうと「これだけ努力しているのに、また嫌われてしまった……」と自分が傷つく結果となってしまいます。

 先ほどから言っている通り、相手の気持ちを変えるのは、自分の努力ではどうにもなりません。そんなことで一喜一憂したって、仕方がないのです。
 

 誰にだってアンチはいますし、ひどいことを言われることもあります。

 現在、メジャーリーグで大活躍している大谷翔平選手ですらも、誰かから悪口を言われることはあります。大谷選手のことを嫌っているアンチの人だっているのです。

 スーパースターですらこのような状態なので、そもそも「誰にも嫌われないように生きる」というのは、メジャーリーグで二刀流として活躍するよりも難易度が高いことなのです。

 大谷選手がスーパースターであるのは、「誰にも嫌われない」という無謀なことに時間を取られるのではなく、自分の道を進むために練習しまくったからです。

 大谷選手だと極端な例のように感じるかもしれませんが、実はそんなことはありません。

 あなたも、何かのジャンルで大谷選手級の活躍ができる可能性があるかもしれません。

 だったら、他人のことを考えるよりも先に、自分ができることを頑張ってみましょう。

 このように考えれば、少し気持ちも楽になるのではないでしょうか。
 

 もし「誰かに嫌われた」としても、それは生きていれば当たり前のことです。

 むしろ、「嫌われた」と思ったときには、「大谷選手にですらアンチがいる」と考えてみるようにしましょう。つまり「みんなから嫌われない」とか「誰からも好かれる」なんて、そもそもとうてい無理な話なのです。

 そう思い込むだけで、少し気持ちも楽になるでしょう。

(ぱやぱやくん)

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