ぱやぱやくん最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』より(イラスト:なかきはらあきこ)
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「人生が退屈で仕方ない」「友達がいないとダメなのかも」と悩んだことはありませんか? そんなときこそ、人生の幅を広げるチャンスかもしれません。著者は「読書量×移動距離×出会った人の数」の掛け算こそが、人生を豊かにする鍵だと語ります。もし日々がつまらなく感じるなら、一度その3つを見直してみましょう。ほんの少し視点を変えるだけで、今の退屈な生活が驚くほど彩り豊かになるかもしれません。その真意を、著者最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から抜粋・再編集してお届けします。

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 もしもあなたが「人生が退屈で仕方ない……」とか「やっぱり友達がいないとダメなのかな」と悩んだときは、まず自分の人生の点検を行ってみてください。

 私が思うに、人生の幅とは「読書量」×「移動距離」×「出会った人の数」の係数じゃないかなと考えています。

 この3つの要素のうち、どれか一つでも満足できているときは、人間は退屈を感じにくいと、私は思っています。

 もしもあなたが「毎日が死ぬほど退屈だな……」と思うのであれば、もしかすると、人生の幅を広げるべきタイミングなのかもしれません。

 こうしたことを学ぶことにより、あなたは、自身の人生に感動を取り戻せるんじゃないかと思っています。

 というのも、人生の幅を広げるということは、「自分のちっぽけな思い込み」をぶっ壊すことで広がっていくからです。

 そして、これにより、あなたの人生はもっともっと彩りが豊かになっていきます。
 

 というのも、もともと幹部自衛官だった私が、退官しようと考えたのは「移動できない」「出会う人が限定される」と感じたときだったのです。

 実際、私が卒業した防衛大学校は、平日は外出することはできませんし、休日も門限などの縛りがあります。

 このように会いたい人にもほとんど会うことができないので、防衛大学校では、狭い校内の特定の人間関係で、日常を過ごさないといけません。

 もし私が、そのような環境でも「楽しい!」と思えれば、そのまま自衛官としてのキャリアを歩んでいけば良かったのだろうと思います。

 しかし私は、正直なところ、人生がどんどんしぼんでいくような気持ちになりました。

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「人生がつまらない」と思ったときには