藤田の対応の“残念な部分”
藤田へのバッシングに相乗りして批判している人には竹中氏も嫌悪感を抱いているというが、“謝罪マスター”としては、藤田の対応には残念な部分があったことも事実だと話す。
「今まで支えてくれたファンやスポンサーには、表に出てきて、一度謝罪をするべきでした。JRAに引退届を出して終わりではなく、引退にいたった経緯や多くの人に迷惑をかけたおわびを自分の口で語るのが、有名人としての責任でしょう。それがないから、世間からは『逃げるのか』と批判されるし、危機管理の専門家である私としては、『公表できないような裏事情があるのでは?』と、つい勘ぐってしまいます」
根本調教師は会見で、「菜七子は今、人前に出て話ができる精神状態ではありません」とかばっていた。藤田が本当の“けじめ”をつけられる日は来るのだろうか。
(AERA dot.編集部・大谷百合絵)