その他、今季の出雲を6位で走った早稲田大は、山口智規(3年)、伊藤大志(4年)の2人が出雲ではそれぞれ区間12位、10位と振るわなかったが、間違いなく学生トップレベルの力は持っており、今後に期待したいところ。昨季の箱根で優勝候補に挙げられながらも体調不良者続出で13位に沈んだ中央大には、溜池一太(3年)、吉居駿恭(3年)、阿部陽樹(4年)と有力ランナーが残っており、全日本で実力を再証明した後、予選会からのスタートにはなるが、箱根でも十分に上位争いに加われる。さらに選手個々に目を向けると、東京国際大の怪物リチャード・エティーリ(2年)、佐久長聖高校時代に男子5000m高校記録を樹立した順天堂大の吉岡大翔(2年)、昨季数々のレースで好走して話題を振りまいた東京農業大の前田和摩(2年)、箱根の山下りの達人となっている法政大の武田和馬(4年)など、注目したいランナーがまだまだ多くいる。

 出雲駅伝を見る限り、チームの勢いと一体感は国学院大にあるが、駒澤大は全日本4連覇中であり、青山学院大の箱根での強さは折り紙付き。そして国学院大が“追われる立場”となった時にどうなるかも見ものだ。徐々に距離が長くなり、区間も増える大学三大駅伝。まずは11月3日の全日本駅伝で、どの大学がトップでゴールテープを切るのか。間違いなく“面白いレース”になりそうだ。
 

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