メジャー通算2000奪三振を達成したパドレスのダルビッシュ

メジャーで2000奪三振達成したダルビッシュ

 ドジャースも12年連続ポストシーズン進出を決めたが、昨年までエンゼルスでプレーしていた大谷にとっては初の舞台となる。ドジャースの入団会見で「まず優勝することを目指しながら、そのところで『欠かせなかった』と言われる存在にやっぱりなりたい」と語っていたように、最大の目標はワールドチャンピオンだ。ドジャースでは、右肩腱板損傷で長期離脱していた移籍1年目の山本由伸も9月に復帰した。ポストシーズンで巻き返す思いは強いだろう。

 ナ・リーグ西地区で首位・ドジャースを追いかけるパドレスも24日にポストシーズン進出を決めた。パドレスでは5月下旬から長期離脱していたダルビッシュ有が9月に戦列復帰し、22日のホワイトソックス戦に先発で7回途中3安打9奪三振2失点の好投。白星はつかなかったが勝利に大きく貢献し、日本投手初のメジャー通算2000奪三振を達成した。今季は日米通算200勝も達成し、存在感は大きい。同じパドレスでは救援で61試合登板している松井裕樹も移籍1年目から貴重な存在になっている。

 シーズン終盤に白星を重ねるタイガースも、ワイルドカードでのポストシーズン進出を狙える位置につけている。シーズン途中に先発から救援に配置転換された前田健太が意地を見せられるかどうか。

「短期決戦のポストシーズンは何が起こるか分かりません。ドジャースは強力打線ですが投手陣に不安を抱えており、総合力で言えばアストロズ、パドレスと拮抗している。大谷が注目されていますが、菊池やダルビッシュが主役になる可能性が十分にある」(前出の通信員)

 今年は多くの日本人選手が10月以降もプレーを続ける。ポストシーズンで驚異的な活躍を見せる「ミスター・オクトーバー」が、日本人メジャーリーガーの中から誕生するか楽しみだ。

(今川秀悟)

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