秋篠宮妃紀子さまの誕生日お祝いのあいさつのため、赤坂御用地に入る愛子さま=2024年9月11日午前9時55分、東京都港区、
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 9月11日、天皇、皇后両陛下の長女の愛子さまが、58歳の誕生日を迎えた秋篠宮妃の紀子さまにお祝いのあいさつをするため、赤坂御用地を訪問された。淡い色合いの装いに、普段よりもひかえ目なメイクだった愛子さま。お祝いを伝える立場として、配慮のにじむ装いを選ばれたようだ。

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 午前10時前、赤坂御用地に到着した愛子さまは、車の窓を開けて、にっこりとほほ笑み、手をふった。淡い色合いのセットアップに共布の帽子を着用した愛子さま。ふんわりとデザインされた帽子のリボン飾りが、よくお似合いだった。

 愛子さまは紀子さまの昨年の誕生日にも、さくら色の帽子とセットアップの装いで、お祝いを伝えた。皇室では、「相手を訪問する」立場である時には帽子を着用し、自身の住まいなどで相手を迎える場合には帽子はかぶらないという慣習があるためだ。

 この日の愛子さまのひかえ目な装いは、お祝いを伝える立場としての配慮が行き届いていた。細やかな心遣いは、衣装だけではなくお化粧にも表れていたようだ。

眉の毛の流れを残して

 相手に失礼のないよう、正装のお召し物とバランスのとれる程度のお化粧はなさっている。しかし、7月に皇居・東御苑の音楽堂で開かれた上皇ご夫妻の卒寿を祝う音楽会や、9月9日にご一家でベルギーの作家の美術展を鑑賞された際の華やかなメイクとは異なり、ひかえ目で自然なメイクであったからだ。

 美容ジャーナリストの夏目円さんは、愛子さまのメイクのポイントについて、こう話す。

「ご自身の眉の毛の流れをあえて残すことで、メイク感が和らいでいます。全体的に、過剰に飾り立てず、素肌の美しさを生かしていらっしゃる」

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「お姉さん」の話を愛子さまはニコニコ