20分程度で目覚めるために試してほしいのは、カフェインを摂取してから仮眠することだ。カフェインが体内に吸収されてから、効果を発揮するまでの所用時間は20~30分とされている。これを見越して仮眠前に飲んでおけば、起きるべき時間にちょうど効果が現れ、すっきりと目覚めることができる。

 そしてカフェインの覚醒効果は、摂取後30分〜1時間ほどが最大。効果が半減するまでは2〜8時間ほどかかる。つまり、午後6時に摂取したカフェインの影響が午前0時以降まで続くこともあるのだ。

 カフェインを摂取しても眠れるという人はいるが、摂取後は眠りが浅くなり、利尿作用もあるため、睡眠の質が悪化してしまうのが問題。夜のカフェイン摂取は体内時計を乱すという実験結果も報告されているので、摂取量とタイミングには注意が必要だ。

 カフェインは、コーヒーだけではなく緑茶やほうじ茶、紅茶、ココア、チョコレートなどにも含まれる。健康な成人の場合、コーヒーなら1日に2~4杯までが適量だと覚えておこう。


(構成 生活・文化編集部 上原千穂)

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