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 近年、総合型選抜や学校推薦型選抜など多様な入試方式の導入が広がっている大学受験。少子高齢化を背景に子どもの人口減少が顕著となっているなか、各大学は様々な方法で入学志願者の確保を図っている。「受験偏差値だけに頼らない大学評価」をコンセプトに、編集部の調査・収集データに基づき作成した『大学ランキング2025』(朝日新聞出版)では、「募集力ランキング」として各大学の志願者数や募集人員に関するデータを5年前と比較して掲載している。今回、その一部を紹介する。

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志願者増加数トップは千葉工業大。神奈川大は改革の動きに注目

 志願者数や募集人員に関するデータを5年前と比較。数値の高い大学をランキングにすることで、各大学の「募集力」を見てみよう。総志願者の増加数トップは千葉工業大で、一般選抜志願者数の増加数でも1位にランクインした。同大はコロナ禍以降、大学入学共通テスト利用入試の検定料免除、1学科分の検定料で複数学科の併願を可能にする、といった経済的負担の軽減策を次々と実施。複数学部・学科への出願が容易になったこともあり、志願者数が大幅に増加した。志願倍率も31.4ポイント増で、他大学を大きく上回る増え幅となっている。2024年時点でもこれらの制度は継続中だ。

 募集人員の増加数トップは神奈川大。20年に国際日本学部、22年に建築学部、23年に化学生命学部と情報学部、と相次いで新学部を開設。また、みなとみらいキャンパスの新設と、理工系学部の横浜キャンパスへの集約により、文理11学部の全学生が横浜で学ぶことに。積極的な改革で募集力の向上につなげている。

 僅差の2位は関西外国語大。23年に国際共生学部と外国語学部英語・デジタルコミュニケーション学科、24年に外国語学部国際日本学科を開設。世界で活躍できるグローバル人材の育成を進めている。

総志願者の増加数

 総志願者の増加数(2023年度と2019年度の比較)のランキングは次の通り。

1位:千葉工業大/54,187 人
2位:龍谷大/15,679 人
3位:大和大/9,719 人
4位:東京電機大/5,085 人
5位:九州産業大/4,774 人

総志願者の増加数ランキング(2023年度と2019年度の比較)1位~10位
総志願者の増加数ランキング(2023年度と2019年度の比較)11位~20位
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一般選抜、学校推薦型、総合型選抜志願者の増加数は?