それを踏まえて心配なチームが、同じ勝点で並ぶ8位のセレッソ大阪(勝点38:9勝11分け8敗)と、9位のFC東京(勝点38:10勝8分け10敗)だ。ともにシーズン前半は順調に勝点を伸ばしたが、C大阪は7月6日の第22節から7戦未勝利(3分け4敗)という状況で、直近2試合で計9失点と守備が崩壊している。

 FC東京も7月20日の第24節から5戦未勝利(2分け3敗)、その前の第21節から数えても8試合で1勝(2分け5敗)のみと低迷しており、直近4試合連続ノーゴールとなっている。ともに現在の順位的にはJ2降格を心配する位置にはいないが、下位チームが戦力補強によって調子を上げていること、そして勝点差がそれほどないことを考えると、残り5試合となった時点では今とは全く異なる心理状態になっていることも考えられる。

 今後も1節毎に順位が入れ替わることが予想されるが、9月に入れば暑さも緩むはずで、そうなればまた戦い方も変わってくる。チーム一丸となり、選手全員が危機感を持ち、最後まで戦い続けられるチームはどこか。その戦いから脱落するチームはどこか。優勝争いと同時に、今年も残留争いから目が離せない。(文:三和直樹)

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