※AERAdot.編集部調べ。自民党にとって次の代表にふさわしいのは誰かのアンケート1位~5位。(敬称略)

国民が求めるのは「裏金問題」の完全決着

 「今回の総裁選では、地方票と国会議員票が同時に開きます。石破さんは、決選投票まで持ち込み、地方票で圧勝することが勝利の方程式なのではないかと思います」

 アンケートの「自民党に求めることはなにか」という質問への回答も紹介しておく。

 「政治資金の透明性」(20代・女性)、「政治家のための政治ではなく、国民の為の政治をしてほしい」(50代・男性)、「一度政治家として基本に立ち返って、利権を追い続けるのはもうやめて」(60代・女性)、「古い体質からの脱却」(70代以上・男性)と政治の変革を求める声がほとんどだった。

 伊藤氏は、今回の総裁選の争点に「裏金問題の決着」を挙げる。

 「1996年のリクルート事件のときは、政治全体を見直す形でさまざまな改革に取り組んでいましたが、今回は政治資金規正法の改正だけに矮小化されています。せっかく腐った政治から脱却するチャンスなのに、変わるものが少なすぎる。誰が総裁になろうとも、裏金問題に対して国民が納得するような形で処理するということが大事だと思います。これは政治家だけでなく、報道するマスコミにも言えることです。国民投票がないため、勝ち馬予想に終始しがちですが、争点となっているものをしっかり報道し、政治家にプレッシャーをかけてほしいです」

 今後の動きとしては、石破氏が24日、河野氏が26日に、林芳正官房長官(63)は27日にも、出馬を正式表明する方向で最終調整に入ったという。

(AERA dot.編集部・小山歩)

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