広くなったスペースに電子ピアノを置いてゆったりした雰囲気/アフター

「“リバウンドしない”という内容にとても魅力を感じました! これまで何度片づけても、すぐまた散らかっていたので……。『リバウンドしない方法があるなんて! ここで学べば、きっともう二度と悩まなくてすむ!』と思いました」

 プロジェクトがスタートすると、まさみさんが今まで抱いていた“片づけ”という概念が覆されます。

「片づけってモノを手放すだけじゃなくて、家族の動線を考えたり、収納を考えたり、いろいろと頭を使わないといけないんですね。大変でしたが、『今やらないでどうするんだ!』と思って、頑張りました」

 もともとまさみさんは、深夜の2時か3時に寝て、翌朝9時頃に起きるという夜型の生活。そのため、プロジェクトの参加者全員で朝6時から10分間だけ片づける“朝活”に苦手意識を感じていました。

 でも、この際だから自分の生活習慣も改めようと、朝活に全日参加。家の中はみるみるスッキリしていきます。

「アドレナリンが出ていましたね。夜に寝ようとしても『あ、あそこ片づけたい』と考え始めて、眠れなくなることもありました」

 プロジェクト参加時は、1歳の子どもの育児真っ最中。ただでさえ体力・時間ともに厳しい中で片づけを頑張るまさみさんに、夫は協力的でした。

「夫もモノを手放せないタイプなので、片づけ始めは『あ、それも捨てるの?』という感じでした。でも片づけが進むと、『君のおかげで家がきれいになってきている』と言ってもらえ、朝活のときはほぼ毎日一緒に起きて片づけをしてくれたのがうれしかったです」

 こうして家の中とともに、まさみさんと夫も変わり始めていました。

 まさみさんが片づけを進める中で気づいたのが、自分は“完璧主義”だったということ。完璧主義というと、“なんでも自分の理想通りにできる人”というイメージかもしれません。でも、裏を返すと“自分の理想にこだわりすぎる”という面もあるのです。

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片付いたリビングに置いた欲しかったモノとは