著者最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』

 ただし、仕事だけではもちろんありません。

「学校のクラス」「大学の研究室」といった教育の現場や、「子育て」「姑との同居」などのプライベートな空間、あるいは受験を控えた「浪人生活」なども、その例に当てはまります。

 こうした環境に置かれても「自分は大丈夫」と確信を持っていられる人は、海や山、熱帯のジャングルから南極まで生き残れる最強生物のクマムシのような人だけです。

 だからこそ、あなたは「強いストレス」「限られた人間関係」「閉鎖的な環境」という負の3拍子の状態に陥っていないかを、随時チェックしておく必要があります。
 

 もし仮にその状態にはまっていると気づいたときには、まず「限られた人間関係」から抜け出す努力をしてみてください。

「友人に電話する」「カウンセリングを受ける」「SNSで仲間を見つける」「会社の他部署の人と仲良くなる」など、努力の仕方はどんなものでも構いません。
 

 なぜ人間関係を広げることが一番大切なのかと言うと、この状態にいるときには、まずは、自分の「思い込み」という沼から抜け出す必要があるからです。

 自分の偏見に基づいて、物事を判断するようになると、小さな間違った選択の積み重ねのせいで、いつのまにか人生を大きくコースアウトしてしまう可能性もあります。
 

 自分中心に物事を考えてしまうのは、どうしようもない部分があります。

 だからこそ、まずい状況に置かれたときには、意識してなるべく多くの人に会ってみましょう。冷静になりたいときに頼るべきなのは、他人の力です。

(ぱやぱやくん)

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