ぱやぱやくん最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』より(イラスト:なかきはらあきこ)
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 Xフォロワー約30万人の元自衛官のぱやぱやくん。自身の経験も踏まえたメンタルを安定するためのノウハウには、多くの注目が集まっています。人間だれしも、あんまり親しくない人に対して、どうしても「思い込み」が先行して動いてしまいがち。本記事では、そうした思考にハマったときの抜け出し方を、著者最新作『社会という「戦場」では意識低い系が生き残る』から内容を一部抜粋・再編集して紹介します。

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 今まで普通に仲良くしていた人と、急に仲たがいをしてしまったり、「なんか嫌だな」と思うようになったりした経験はないでしょうか。

 もちろん、環境が変わったことで、少しずつお互いの違った部分が見えるようになり、今までとは違った関係になったということはあるでしょう。
 

 でも、それとは違って、まともだったはずの人が、急におかしくなってしまうケースもたまにあります。

 特に、その人にとって「強いストレス」「限られた人間関係」「閉鎖的な環境」の3拍子が揃そろってしまった場合には注意が必要です。この3拍子は、核シェルターや潜水艦と似たような環境と言えるからです。

 特に陸上自衛隊などでは、業務の特性上、この負の3拍子が揃いやすいのです。

 なので、元々はものすごく人柄の良い人が「過度なギャンブルをする」「キャバクラにのめり込む」「職場の人と不倫をする」などといった、通常ではありえないような問題行動を起こしてしまうこともあります。

 実際に、私の知り合いにも「どうして、あの人があんな問題を……」と思うようなトラブルを引き起こした人がいました。しかし、よくよく話を聞いてみると、その背景には「とてつもないストレスがあった」などの原因がある場合も少なくありません(もちろん、だからと言って、許される話ではありませんが……)。
 

 先ほど言った負の3拍子である「強いストレス」「限られた人間関係」「閉鎖的な環境」が揃っている環境は、私たちの日常でいろいろなところに存在しています。

 多くの人が思い当たるのは、強いストレスがかかり、同じ人間と付き合い、職場の外の情報と隔離されている、仕事ではないでしょうか。
 

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負の3拍子の状態から抜け出すには