奥のモノを取り出すのも一苦労だった収納スペース/ビフォー
奥のモノを取り出すのも一苦労だった収納スペース/ビフォー

 今までにない勢いで片づけていることは、夫と3人の子どもにもよい刺激を与えました。子どもたちは自分からモノの「いる・いらない」を判断するようになり、夫は「いらないモノを手放すっていいことだね。自分も片づけようかなって気になってきた」と話してくれるように。

 45日間のプロジェクトが終了するときには、片づけに対する彼女の意識も変わります。少しでもモノが出しっぱなしになっていると気になり、すぐに片づけるようになりました。

「これが“習慣化”ということなんだなって感激しました!家族にも『リバウンドしてないでしょ』って自慢しています」

 家の中はきれいになって理想の家に近づいていますが、まだブラッシュアップを続けていきたいと彼女は話してくれました。

「片づけができないのは、片づけ方を知らなかったからなんですよね。でも、今は違います。今まで片づけで悩んでいたのが嘘みたい!人生が変わりました」

リサイクルも活用して不用品を手放したら床が見えるほどきれいに/アフター
リサイクルも活用して不用品を手放したら床が見えるほどきれいに/アフター

 もう少し片づけを進めて、自分が読書をしたり勉強したりするためのスペースを作りたい。あと、実家もきれいに片づけたい。……と、次々にやりたいことが浮かんできます。彼女はそのやりたいことを、きちんと具体策と一緒に話してくれました。

「2階にあるキャンプ用品を庭の倉庫に移せば、動線的にうまくいきそう。その分、これだけのスペースが空くから……」

 今までの彼女だったら、「キャンプ用品は2階に置く」という考えから離れられなかったのではないでしょうか。

 視点を変える柔軟さを身につけた彼女の理想の家は、完成間近。私もその時を楽しみに待っています。

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