京都勢ではフェンシングの飯村一輝が男子フルーレ団体で金メダルを獲得したものの、フルーレ個人では銅メダル決定戦で惜しくも敗れている。BMXフリースタイルの中村輪夢も期待されたが、5位でのフィニッシュとなった。パリ五輪で初採用となったブレイキンでは金メダル候補となっている福島あゆみがこれから出場予定で、京都初の個人金メダリストになれるか注目だ。

 福島勢は競泳の男子200メートル自由形で決勝に進んだ松元克央が8位、バドミントン女子シングルスの大堀彩は準々決勝で敗退。島根勢はリオ五輪のテニス男子シングルスで銅メダルの錦織圭が出場したが1回戦で敗れた。また、東京五輪の陸上男子3000m障害で7位に入賞した三浦龍司はパリでも決勝に進み8位に入賞。メダルには届かなかったが海外勢が優位な競技だけに、もっと評価されてもよい偉業だろう。

 なお、日本代表ではないが“出身”という意味では、長野生まれの出口クリスタがカナダ代表として柔道女子57kg級で金メダルを獲得している。

 現状パリ五輪では香川に金メダリストが生まれたのみ。残された競技は残り少なくなってきたが、ここから該当する府県を含め、メダリストが一人でも多く誕生することを期待したい。