バスケットボール日本代表の河村勇輝
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 パリ五輪では3戦全敗で予選突破とはならなかったが、男子バスケットボール人気が増している。国内のBリーグを中心に盛り上がってきており、野球、サッカーに次ぐ人気スポーツとしての地位を確立しつつある。

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「短期決戦では何が起こるかわからないので、五輪での躍進に期待したが簡単ではなかった。日本の世界ランク26位というのが、そのまま結果に表れた感じ。ドイツにはスピード、パワーなど全てで劣っていた。フランス戦は判定の影響とともに完全アウェーだったこともあって力及ばず。そしてNBA選手を擁するブラジルにも歯が立たなかった」(バスケ日本代表OB)

 バスケ日本代表はメダル獲得を目指してパリ五輪に挑んだ。八村塁(レイカーズ)、渡辺雄太(千葉ジェッツ)、ジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)のビッグスリーに加え、NBA入りを目指す富永啓生、河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)、Bリーグの顔とも言える富樫勇樹(千葉ジェッツ)など、“史上最強”と評された多彩なタレント軍団に注目が集まった。

「ベテランから若手までバランスのとれた編成になっていた。チーム一丸となって何かを起こしてくれそうな感じがあっただけに残念」バスケ雑誌編集者)

 五輪前からバスケ日本代表には大きな期待がかかった。昨年に沖縄で行われたワールドカップではアジア最上位となる19位に入り、1976年のモントリオール大会以来48年ぶりとなる自力での五輪切符を自力で掴んだ。

 しかし、期待された本戦では7月27日の初戦ドイツ戦(世界ランキング3位)は「77-97」で完敗。31日のフランス戦(同9位)では判定にも泣かされ延長の末に「90-94」と惜敗。そして8月2日のブラジル戦(同12位)も「84-102」と大差で敗れ、3戦全敗で予選敗退が決まった。

 最も勝ちに“近づいた”のがフランス代表との戦いだ。4点リードの第4Q、残り16秒に河村が3ポイントシュートを防ぎに行った際に微妙なプレーでファウルと判定され、その後に同点に追いつかれ延長戦で敗れた。

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“疑惑の判定”後の振る舞いも印象に