リレハンメル五輪では銅メダルを獲得した

 香典代を裏金から出していた疑惑について、前出の後援会幹部もこんな証言をする。

「堀井氏は香典で3万円とか5万円と、わりと高額で包んでくることがありました。最初はポケットマネーかと思い、秘書に確認すると、事務所の経費だという。おまけに、堀井氏は参列していない。秘書に大丈夫かと聞くと『堀井氏の指示なので仕方ない』というばかり。裏金事件に続き、また今回の事件となって、元秘書らは『裏金があったので高額の香典が出せた』と言い、からくりがわかった」

 堀井氏の裏金の使途については、サウナの利用料やスーツ代に使ったという報道もあるが、Aさんは裏金の使途について、こんな話をした。

「特捜部から、裏金でかつらを買っていないかと聞かれました。堀井氏がかつらの代金に使っていたこともバレちゃったようです」

かつらを着用し「二頭流」を自称

 スピードスケート選手時代はスキンヘッドがトレードマークのようだった堀井氏だが、現在はかつらを着用して活動している。かつらを着けるようになったのは21年の衆院選で小選挙区で初めて敗れ、比例復活した後の22年ころから。そのころ始めたブログでは、「二頭流代議士」と称している。

〈今だからこそ明かす、26年間の我が闘争「ハゲ・コンプレックス」〉

 というタイトルの22年3月20日付のブログでは、

〈私のコンプレックス…それは、ズバリ言いますと、“髪の毛”です。〉

 として、スキンヘッドでの苦労やストレスについて綴っている。

〈カツラを手にしてからの「心の動き」〉

 という22年5月13日付のブログでは、かつらを着けて人前に出るまでの葛藤を綴り、

〈「よくぞ、この精神状態を乗り切って、夢を実現した!」と、自分ながらに思います。〉

 と記している。

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かつら裏金疑惑について堀井事務所に聞くと…