「数週間で学校を退学すれば、学費の一部が払い戻しになります。学校から戻ったお金を事業の運転資金に回していた可能性があります」(大澤さん)

 英語が苦手な保護者もおり、業者からの説明を疑問に思っても自分たちではどうすることもできないと話す家庭が多いという。だが大澤さんは学校側との契約書はエージェントに丸投げせず必ず自分たちでも確認するよう強く訴える。

 今は翻訳アプリも豊富にあるため、自力での翻訳もさほど難しくない。トラブルに巻き込まれないためには、斡旋業者を使う場合でも、自分で全てをやることを前提に動くほうが賢明だ。(フリーランス記者・宮本さおり)

AERA 2024年7月29日号

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