その他では西武もエースの高橋光成(推定年俸2億6500万円)、長く抑えを務めてきた増田達至(推定年俸2億4000万円)、新外国人のアギラー(推定年俸2億1000万円)が揃って不振。山田哲人(推定年俸5億円)、サイスニード(推定年俸2億3250万円)、小川泰弘(推定年俸1億6000万円)などが苦しんでいるヤクルトも上手くいっていない球団と言えるだろう。
こうして見ると、やはり高額年俸の主力選手の成績はチームの成績に大きく影響を与えていることがよく分かる。ただ、現在不振でも元々は力のある選手だけに、残りのシーズンで何とか巻き返しを見せてくれることを期待したい。(文・西尾典文)
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。