他では2年時から150キロ以上のスピードをマークしていた197cmの超大型右腕の小船翼(知徳)、夏の旭川支部予選の初戦で11者連続奪三振を記録した151キロ右腕の田中稜真(旭川実)、春のセンバツでチームを初の日本一に導いた高校ナンバーワン捕手の箱山遥人(健大高崎)なども夏に評価を上げれば1位に届くことも考えられる。まだまだ地方大会も始まったばかりだけに、今回名前を挙げた以外からも驚きの成長ぶりを見せる選手が出てくることを期待したい。(文・西尾典文)
西尾典文/1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。主に高校野球、大学野球、社会人野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、執筆活動を行っている。ドラフト情報を研究する団体「プロアマ野球研究所(PABBlab)」主任研究員。