地方の学生という点では、1都3県以外の受験生を対象とした奨学金「めざせ!都の西北奨学金」がある。秋に申請すると、年内には奨学金の採用結果が分かり、合格して入学すれば奨学金が原則4年間支給される。今から15年前の09年度に導入した。早稲田大学は奨学金が充実しており、大学独自のものが約150種設置されている。すべてが給付型だ。

「東京で暮らすのは、いろいろと大変です。学費に加え、住居費などの生活費もばかになりません。学生寮を充実させ、奨学金を整えることでそうしたマイナス要因を取り除き、地方の生徒に早稲田大学を選択肢に入れてもらいたいと考えています」

 多様な学生が集い、教授のファシリテートで活溌な議論が交わされる授業。150周年に向けて、早稲田はますます「尖った」大学になりそうだ。(ライター・柿崎明子、編集部・井上有紀子)

AERA 2024年7月8日号より抜粋

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