夫婦、家族、職場、学校、恋愛、友人、親戚、社会人サークル、孤独……。
AERA dot.の連載「鴻上尚史のほがらか人生相談」は、あらゆる人間関係、組織のなかで、相談者の身に起きている困ったこと、身動きのとれない境遇、逃げ出したい状況など、すべての悩める事態に、鴻上尚史さんが答える人生相談です。
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必ずお読みください
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さまざまな相談にお答えします
相談例① 孤独で苦しいです(70歳 男性)
昨年妻がガンで他界し、独居老人になってしまいました。ずっと家にこもっていたら息子に老年サークルに入ってみたらとすすめられて、山歩きの会に参加しているのですが、メンバーと話があわなくてつまらないです。というよりも私はあまり人によく思われないようです。これまでも周囲の人から陰で「上から目線」、ひどいときは「いつまでも昔の役職にいるつもりで」などと言われたことがありました。でも、たしかにサークルで会話している時に「いい年をして芸能人の話などしてレベルが低いな」「そんなことも知らずにきたのか」などと、つい相手を下に見てしまう自分がいるので、それが透けて見えるのでしょう。
矛盾するようですが、本当は心を許せる友人が欲しいですし、陰口をたたかれると傷つき、孤独で苦しいのです。でも今さら、おどけたふりで他人にあわせるなんて無理です。あきらめて孤独を受け入れるしかないのでしょうか。
相談例② 非正規で独身の現実がつらい(33歳 女性)
33歳の派遣社員です。地方の短大を卒業して上京してから、派遣社員で10年以上、過ごしてきました。いつかは社員になりたいと思って頑張ってきたつもりですが、結局社員にもなれないまま今にいたっています。気づくと33歳で、私にはなにもないのです。まわりの友達はほぼみんな結婚も出産もしてちゃんと家庭を築いているのに、私には恋人もいません。とくに休日は一人でつらく、ただただテレビを観ながらお酒を飲んで終わります。最近では日曜日の夜7時を過ぎると頭痛がするようになりました。
10年以上、本当に頑張ってきて、なぜなにも手に入れられない人生なのか、非正規で独身なのか、自分の現実を考えるとつらいです。どうしたら、こんな状態から抜けられるのでしょうか。
相談例③ モテ期がこない(27歳 男性)
メーカー勤務のサラリーマンです。悩みは、女性にモテないことです。自分としては、まじめに働いているし、そんなにルックスが悪いとも思えず、もう少しいい思いをしてもいいのではないかと感じていたのですが、いいなと思う女性を食事に誘っても、十中、八、九、断られるので最近は自信がなくなってしまいました。一度同僚の女性が私のことを「A君て、ちょっと退屈なんだよね」と噂していたと聞いて、ますます女性を誘うのが怖くなりました。
どうしたら退屈じゃない男になれるのでしょうか。ちなみに趣味はサッカー観戦です。
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朝日新聞出版AERA dot.編集部 鴻上尚史のほがらか人生相談係
鴻上尚史さんのプロフィール
作家・演出家。1958年、愛媛県生まれ。早稲田大学卒。在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げ。94年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞受賞、2010年「グローブ・ジャングル」で読売文学賞戯曲賞。現在は、「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に脚本、演出を手掛ける。近著に『「空気」を読んでも従わない~生き苦しさからラクになる 』(岩波ジュニア新書)、『ドン・キホーテ走る』(論創社)、また本連載を書籍にした『鴻上尚史のほがらか人生相談~息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋』がある。Twitter(@KOKAMIShoji)も随時更新中。
著者関連サイト
https://www.thirdstage.com/