しかし私は、インデックスファンドをコツコツ積み立てることが、お金持ちになる唯一の正解である、という昨今の風潮に違和感をおぼえています。たしかに、多くの人がシミュレーションしているように、新NISAでインデックスファンドを積み立てて、複利で回していけば、「老後の安心」は手に入れることができるかもしれません。
でも、積み立て投資だけで、「最高に豊かで自由な人生」を手に入れることはできるでしょうか? 残念ながら、それは難しいと思っています。なぜなら、積み立て投資には3つの弱点があるからです。
積み立て投資の弱点① 投資のスキルが身につかない
積み立て投資のいいところは、「手間がかからない」ところです。
別名「ほったらかし投資」とも呼ばれるように、左の図のようなチャートや決算書をチェックしたり、売買のタイミングを考えたり、トレンドの流れを読んだりする必要はありません。
いったん「オルカンを毎月3万円買う」と設定したら、証券会社が口座から自動的に引き落としてくれます。オルカンを買うか、S&P500を買うかで、最初に少し悩むくらいで、あとは半永久的に「ほったらかし」でいいのです。
仕事や育児などに追われていて、投資に時間を割くことができない、投資の勉強をする余裕なんてないという人には、ありがたいしくみでしょう。 しかし、メリットの裏には、必ずデメリットがあります。「手間がかからない」というメリットの裏には、「投資のスキルが身につかない」というデメリットがあるのです。
投資家には、さまざまな種類のスキルが必要です。
資金管理、未来予測、決断力、孤独との闘い、メンタルの強さ、防衛力、再現性の追求、自己統制、市場調査
これらを伸ばすことで、「勝てる投資家」になることができます。さらに、このスキルはふだんの仕事にも活かすことができます。私は現在、3つの会社を経営していますが、株式投資は会社を経営するのとまったく同じだな、とつくづく思います。