主婦目線で政策に
翌24日、参政党の吉川りな氏は、雨の中、傘を差して街頭演説をしていた。看護師をしながら3人の子育てをしているという。
演説後に直撃し、まず日本のジェンダーギャップや子育て政策について聞くと、
「欧米では女性議員がたくさんいます。アメリカでは私と同じような看護師だとか、お母さんの議員が多く誕生しています。私は普通の主婦ですので、普通のみなさんと同じ感覚の声を主婦目線で訴えて、子どもたちを思う気持ちを国政に届けたい。子育て対策が機能していないので、国民が求める支援策を訴えていきたい」
と話した。学校教育についても、
「日本人としての当事者意識を持つ国民性をもう一度、取り戻して、戦後レジームの過去の古い歴史教育ではなくて、正しい歴史教育をもう一度、学び直すこと。本当の歴史を教えて、自分たちが地域を支える一人、国を支える一人であるという当事者意識を持つことを教えていき、人づくりをもう一回、頑張っていかないと思っています」
と述べた。
立憲の酒井氏のときにあった根本氏の妨害については以前からあったといい、
「今も来ますよ。だけど、スルーするんですよ。相手しちゃダメなんですよ」
とのこと。
区議の経験生かす
25日、亀戸駅前で開かれていた立憲の酒井氏の街頭演説会に顔を出すと、2日前のような根本氏の妨害が入ることなく順調に進んでいた。
酒井氏は、
「私は困ったときに役に立つのが政治であると信じてこれまでやってまいりました。私自身はがんの闘病を経験し、経済的に苦しい思いをしました」
とがん治療を乗り越えて母になった話をしながら、
「江東区議のときから女性や子ども、障害のある方、困難を抱えている方の声をたくさん耳にしました。それを政策に落とし込んで実現をする。そのプロセスやスキルはしっかりと学べたと思っています。だからこそ、国政でまっとうな政治を実現する。みなさんが困った時に役に立つのが政治です。それをみなさんに実感いただける社会を作りたいんです」
と訴えた。