斎藤道三:うむ。ワシはそういうのが本当に得意なタイプだからな。まさにマムシだな。
土岐頼芸:そのドヤ顔やめてくださいね…。兎にも角にもこの毒殺事件によって、道三氏と私の対立も本格化しちゃったわけです。その後、兵を集めた道三氏が私の居城である大桑城への攻撃を行い、結局私は尾張に追放されてしまいました。
斎藤道三:これによりワシは事実上、美濃の国主となったわけだ。まさに国盗りサクセスストーリーだな。ドヤ顔のワシの肖像をあげておくぞ!
美濃を手中に収めたワシだが、時代は戦国の世。そうのんびりとしておられんかったわけだ。お隣の国、尾張の織田信秀との争いはさらに激化していったのだが、ここで登場するのが…あの織田信長だな。
斎藤道三:織田氏との和睦のため、ワシの娘である帰蝶を信長に嫁がせたのだが、「うつけもの」と評されていた信長の印象は違ったな。ワシとの会見の場にはうつけものどころか正装姿で会いにきよったのだ。凄いやつじゃ。
その後、ワシは家督を譲った長男・義龍との不和が顕在化。挙兵しよった義龍によって討たれてしまうわけだ。下剋上でのし上がったワシが、息子に討たれて最期を迎える。これもまさに戦国武将らしい最期だな…。