日本時間20日に韓国で行われたパドレスとの開幕戦。大谷は第2打席にダルビッシュ有から今季初安打を放った(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
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 強豪チームのロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平の2024年シーズンがいよいよ開幕。“ドジャーブルー”のユニホームで躍動する姿に期待が高まる一方、突然発表された水原一平通訳の解雇をめぐって世界中のファンに衝撃が走っている。AERA 2024年4月1日号より。

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 ついに大谷翔平のドジャースでの新シーズンが開幕した。パドレスとの開幕戦では2安打1打点1盗塁と早速好スタートを切り、勝利に貢献。今年もまた朝の中継が待ち遠しい日々が始まりそうだが、試合翌日には大谷を公私ともに支えてきた水原一平通訳が解雇されるという衝撃的な一報があった。精神面への影響が危惧されるが、大谷は開幕第2戦の先発メンバーに名を連ね、グラウンドに立った。雑音に惑わされることなく、新天地での飛躍を期待したいところだ。

 大谷は昨年11月にフリーエージェントとなり、翌月に10年総額約1015億円という超大型契約でドジャースに入団。米プロスポーツ史上最高額での契約だった。ドジャーブルーのユニホームに初めてそでを通した入団会見、そしてキャンプ、オープン戦とその一挙手一投足が報道され、さらに自身の結婚のニュースも相まって、さらなる注目が集まる大谷。今季の活躍を占ってみたい。

 注目は、何といっても打撃成績だろう。昨秋に右ひじを手術した影響から今季は打者専念。昨季は打者と投手の二刀流をこなしながら44本塁打を放ち、日本人初の本塁打王を獲得した。

50本塁打も現実的

「昨季はシーズン終盤の25試合を欠場し、逃げ切った形での本塁打王でした。シーズン通してプレーできていれば50本塁打を記録していたでしょう。今季は投手の負担もないですし、体調が万全であれば50本塁打は現実的な目標だと思います」

 そう期待を込めるのは大リーグ評論家の福島良一さんだ。さらに球団の年間記録の達成にも期待がかかると続ける。

「ドジャースは1883年創設と歴史の長い球団ではありますが、実は過去に一度もシーズン50本塁打以上を打った選手がいない。これまでの記録は2001年の49本塁打。ぜひ球団史上初の50本塁打を達成してほしい」

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