WHO(世界保健機関)も、座りすぎはタバコやアルコールより危険であり、世界で年間約200万人の死因になると警告しています。
脳の疲れも、座りっぱなしによる疲れも、いくら体を休ませたところで解消しません。解消するにはとにかく動いて、血流をよくすることが大切です。
何もする気がしないという人は、とりあえずソファやベッドから立ち上がってみてください。
何もする気がしないという人は、たいてい座ったり、横になったりしているものです。立ったまま、「何もする気がしない」と言っている人は、あまり見たことがありません。
立ち上がって、それから「何をしようかな」と考えるのです。立ち上がるとスイッチが入るので、「ウォーキングに行こう」「スクワットをやってみよう」といったポジティブな気持ちが生まれます。
一般的には、「今日は調子がいいからウォーキングに行こう」とか、「あまり疲れていないからスクワットをしよう」と考える人が多いと思います。もちろん、それが理想でしょう。
しかし、大事なのは疲れているとき、調子が悪いときの過ごし方です。つい、家でダラダラ、ゴロゴロしていませんか?
これでは悪い流れを断ち切ることができません。不調を引きずってしまうこともあります。
「疲れを吹き飛ばすためにウォーキングに行こう」
「元気になるためにスクワットをしよう」
こうした逆転の発想を持つことが大切です。