AERAの連載「午後3時のしいたけ.相談室」では、話題の占い師であり作家のしいたけ.さんが読者からの相談に回答。しいたけ.さんの独特な語り口でアドバイスをお届けします。
* * *
Q:ホッとしたからでしょうか。結婚を境に、イベントに参加したり、人と会うと体調を崩してしまうような体質になってしまいました(夫はてんびん座で、とても仲良しです)。しし座はリーダーシップの星と言われることが多いですが、年々人とのかかわりが少なくなり
孤独になっているような気がします。このさみしさも学びの一つなのでしょうか。(女性/在宅ワーカー/37歳/しし座)
A:いい悪いは別として、結婚ってとても大きな出来事だなと周りを見ても感じます。結婚や仕事は、かなり大きな「所属」の事実になったりもします。
自分がどこかに所属しているという感覚は安心感を与えるし、行動にも影響を与えます。親の元に生まれ一緒に暮らす期間を経て、20歳ぐらいになると「いずれ所属先はここではなくなる」「自分の所属先を自分で開拓していかなければいけない」という感覚が出てきますよね。それで所属先を作るために周りに愛想よくしたり、いろんな経験を積んでみたりする。野生の動物でも発情期にさしかかると群れを追い出されたりするわけだから、これは動物としての定めなのかもしれません。
だから、結婚がすべてでは全然ないけれど、結婚が一つの終着駅になることは、あり得ることだと思います。
もう一つはコロナ禍の影響があります。それまで「暇だから会おうよ」と言って会っていた人間関係がふるいにかけられて、そこに「そもそもなぜ会わなきゃいけないんだろう」というクエスチョンが入り込みましたよね。