■3位:ロッテ(前年2位)

一軍主力投手:佐々木朗希
一軍主力野手:山口航輝
一軍戦力投手:横山陸人、中森俊介
一軍戦力野手:友杉篤輝、藤原恭大
二軍主力投手:菊地吏玖、森遼大朗
二軍主力野手:松川虎生、山本大斗、(勝又琉偉)

 投手では佐々木が故障で離脱した時期はあったものの、エース格へと成長。野手も山口が前年よりも成績は落としながらも14本塁打を放ち、藤原もキャリアハイの成績を残している。懸案事項だったショートも友杉が1年目から戦力となったのは大きなプラスだ。ただ気になるのが次の主力候補となる選手である。横山はリリーフタイプで、中森も先発として使えるかは未知数という状況。野手も松川は二軍で経験を積んでいるが山本と勝又は次のレギュラー候補と呼ぶにはまだまだ心もとない印象を受ける。佐々木が今シーズン終了後にもポスティングシステムでメジャー移籍を要望しているとも報道されているだけに、今年はさらに若手の育成とスカウティングが重要なシーズンとなりそうだ。

■4位:楽天(前年6位)

一軍主力投手:内星龍、渡辺翔太
一軍主力野手:
一軍戦力投手:荘司康誠、伊藤茉央
一軍戦力野手:安田悠馬
二軍主力投手:(清宮虎多朗)
二軍主力野手:黒川史陽、入江大樹、辰見鴻之介

 前年の6位から4位に評価を上げたが、大きいのは投手陣の躍進だ。高卒3年目の内と大卒ルーキーの渡辺がともに50試合以上に登板して防御率2点台とチームに欠かせない存在となった。内は先発転向のプランもあり、年齢的にもまだまだ若いだけにさらなる飛躍が期待される。また荘司と伊藤も1年目から期待を上回る活躍を見せた。ただ気になるのは野手陣と高卒の選手が少ないという点だ。投手で名前が挙がっているのは内以外では育成選手の清宮だけ。野手も黒川と入江の2人が名を連ねているが、黒川はここ数年停滞している印象は否めない。投手では昨年のドラフトで指名した坂井陽翔と日當直喜、野手では2022年のドラフトで指名した吉野創士と前田銀治をいかに早く一軍の戦力に引き上げることができるかが今後のチームにとって重要になるだろう。

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5位、そして最下位は…