朝ドラでブレイクする前の吉高由里子。まだ少しギャルっぽい雰囲気も残っている(2012年)

オフの日も役作りに没頭

「吉高は2014年放送の朝ドラ『花子とアン』でもヒロイン役を務めるなど、若いころから主演級の女優として活躍してきました。一方、無邪気さや気さくなイメージもあってか、実力派という印象は薄かったのですが、最近は多彩な演技力が評価されています。昨年放送された『星降る夜に』では、35歳の産婦人科医という役どころで、彼氏と一緒のときはかわいらしく、女医としてはしっかりしていたりと、表情豊かに10歳年下の彼とのラブストーリーを好演。また、21年放送の『最愛』では、殺人事件の重要参考人となった実業家役でしたが、女子高生時代のシーンも本人が違和感なく演じました。天真らんまんな少女からキリっとした大人の女性、また陰のあるミステリアスな雰囲気の女性を演じ分けるその表現力は高く評価されました」(テレビ情報誌の編集者)

 吉高はほんわかとした笑顔とは裏腹に、役作りにはストイックに取り組むタイプだ。

 例えば、20年公開の主演映画「きみの瞳が問いかけている」では、視力を失ったヒロインという難役に挑戦。その役作りのために、監督と盲学校や視覚障がい者生活支援センターへ取材に行ったり、普段から相手と目を合わせずに会話をする練習を積んでいたとインタビューで明かしていた。さらに、オフの日には白杖をついて歩いたり、目隠しをして料理もしたという(「映画.com」20年10月23日配信)。

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お酒を飲むと「二重人格」に?