オリックスは毎日のようにスタメンが入れ替わっていましたが、主力選手が抜けても代わって試合に出た選手がきっちり自分の役割を果たしていた。コンディションや相手バッテリーとの相性を見極めた中嶋監督の用兵術も光りました。中日で言えば中田、細川だけでなく石川に奮起してもらわなければ困りますし、二遊間の起用法もポイントを握ります。立浪監督が3年契約最終年でどのようなチームを作るか注目です」(在阪スポーツ紙デスク)

 借金26の最下位に沈んだ昨季から優勝への道は限りなく険しい。戦前の下馬評も厳しい評価となるだろう。だが、中日を応援するファンの熱量は高い。昨年のホームの観客動員数は218万3950人で前年の180万7619人から大きく伸びた。大声援を送ってくれたファンに恩返しするためにも、今年は生まれ変わった姿を見せられるか。

(今川秀悟)