「脱がせないだろうという安心感があって(笑)」

小島奈津子さん(1990年8月10日号)

〈応募は新聞広告がきっかけ。「篠山紀信があなたを撮ります」っていう文言が広告に載っていて、「素人の女子大生を、あの篠山さんが撮って表紙にしちゃうの?」っていう驚きでした。当時、篠山さんは男性誌「GORO」のイメージが強くて、何となく脱がせちゃうイメージの方だったけど、「週刊朝日」なら脱がせないだろうという安心感があって(笑)。

 応募写真を撮影してくれたのは、当時のボーイフレンド。でも応募用に撮ったんじゃなくて、たまたまスナップ写真を撮ってくれたのが手元にあって、それを送ったんです。大学の購買部に自分が表紙の「週刊朝日」が並んだ時は、自分なんだけど自分じゃないような不思議な感じでした。

 実は私、大学の時、写真部にいたんです。学生にはフィルム代は高かったけど、現像の作業は楽しくて好きでした。持っていた二眼レフはミノルタ。CMに登場することを考えると運命みたいですよね(笑)。そのカメラは、今も大事に持ってます〉

膳場貴子さん(1994年7月29日号)
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「一瞬しかない魅力、野心、緊張を凝縮した一枚」を表紙に